教育回診原則
教育回診原則
(1) ケースプレゼンテーションでは次の順序を心得てください
- 年齢、性、身長、体重、BMI
- 主訴(いつから始まったかも述べる)
- 現病歴(重要な陽性及び陰性症状も全て述べる)
- 既往歴、内服歴、アレルギー歴、家族歴
- 生活歴(過去の職業も述べる・喫煙・飲酒)
- ROS(病歴を補強するシステム別症状)
- 身体所見:バイタル, General HEENT NECK LUNGS HEART ABDOMEN EXTREMITIES BACK NEUROLOGICAL
- プロブレムリストの整理(重要なものから)、鑑別診断とその可能性列挙(most likely, must rule-out, likely, など)、必要な検査計画(First とSecond lineに分ける)
- 実際に行われた検査結果、最終診断、治療、経過の提示
(2) 進行係は次のことを心得てください
- 初期研修医を時間通りに集合させる
- 上記内容を網羅したプレゼンテーションをさせる
- 所々で質問やコメントを受け付ける
- プロブレムリスト整理の後、研修医を指名して症例サマリーをシングルセンテンスで述べてもらう
- 病歴や身体所見のプレゼンでは後出しはしないこと(後で話を聞いたらXXXがあった、あとで診察したらZZZがあったなどは御法度であり、隠しごとはしないこと)
徳田安春