臨床研修病院群プロジェクト 一般社団法人 群星沖縄臨床研修センター

教育回診原則

教育回診原則

(1) ケースプレゼンテーションでは次の順序を心得てください

  1. 年齢、性、身長、体重、BMI
  2. 主訴(いつから始まったかも述べる)
  3. 現病歴(重要な陽性及び陰性症状も全て述べる)
  4. 既往歴、内服歴、アレルギー歴、家族歴
  5. 生活歴(過去の職業も述べる・喫煙・飲酒)
  6. ROS(病歴を補強するシステム別症状)
  7. 身体所見:バイタル, General HEENT NECK LUNGS HEART ABDOMEN EXTREMITIES BACK NEUROLOGICAL
  8. プロブレムリストの整理(重要なものから)、鑑別診断とその可能性列挙(most likely, must rule-out, likely, など)、必要な検査計画(First とSecond lineに分ける)
  9. 実際に行われた検査結果、最終診断、治療、経過の提示

(2) 進行係は次のことを心得てください

  1. 初期研修医を時間通りに集合させる
  2. 上記内容を網羅したプレゼンテーションをさせる
  3. 所々で質問やコメントを受け付ける
  4. プロブレムリスト整理の後、研修医を指名して症例サマリーをシングルセンテンスで述べてもらう
  5. 病歴や身体所見のプレゼンでは後出しはしないこと(後で話を聞いたらXXXがあった、あとで診察したらZZZがあったなどは御法度であり、隠しごとはしないこと)

徳田安春