臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄とは

群星沖縄臨床研修センター長あいさつ

群星沖縄臨床研修センター長 宮城 征四郎(元沖縄県立中部病院長)

<開設時>群星沖縄臨床研修センター長
宮城 征四郎(元沖縄県立中部病院長)


臨床研修必修化元年の今年、難関だったと言われる医師国家試験を無事クリアーした若き新人医師達の初期臨床研修がいよいよ「群星沖縄」研修プロジェクトでも幕を切って落とされた。

本プロジェクトでは新人研修医数47人によるスタートである。

平成16年5月4〜5日の2日にわたり、全病院合同オリエンテーションを開催し、最後の日の夕刻、ホテルの大広間を借り切って新人医師達と各病院のスタッフ、医師会や沖縄県内の他の研修プロジェクトの関係者をお招きしての大交流会を成功裡に終える事が出来た。

特に合同オリエンテーションで力説された事は群星沖縄 のコンセプト、医療に求められる患者の視点、コメディカルの視点からの研修医の姿勢、コミュニケーションの在り方、研修医の健康管理、日米医学交流などである。医療の基本に忠実であることの重要性や大都会の大病院でしか通用しない医師の育ち方への戒めもまた、強調された。すなわち、本プロジェクトで育つ医師は将来的には一人の医師として、単に大都会の大病院のみでなく、辺鄙な医療過疎の地でも自信を持って医療に従事出来る真に国民のニーズに応えうる医療人に育って欲しいとの願いである。  群星プロジェクト研修は選択科目については20病院群中のいずこを選ぶも自由であり、研修医に選ばれる病院に成長すべくお互いの競争、摂差琢磨を余儀なくされる。  そこが本プロジェクトの一つの売りともなっており、各々の病院で育つ医師の臨床家としての力量の比較がまた、楽しみの一つである。

本プロジェクトは、文字どおり今年が臨床研修開始元年であり、心を引き締めて関係者一同、力を合わせて総力を傾注する所存である。

そのためには昨年から既に開始され定着している月1回の指導医講習会、プロジェクト内での月2回の研修委員長会議、2ケ月1回の理事長・院長会議、各病院における研修医相手のセンター長教育回診などなどの行事に加えて、今年度から実施しているピッツバーグ大学医学部での各種のセミナーへの指導医ならびに研修医の参加などをフル回転して精励、努力したいと念じている。

指導医は"What to teach and How?"に意を用い、研修医は”What to learn and How?"を認識しつつ、お互いが研修を通じて日々、向上しあって行く事が本プロジェクトのモットーである。

より良き明日の臨床家を目指す志の高い多くの若き医学徒たちが、このプロジェクトに参加して共に理想を求め、前進して頂ければ望外の喜びである。